積水化学工業(大阪市北区)は7月12日、タイでの住宅事業を本格化すると発表した。50億円をかけて現地に生産工場を新設するほか、販売体制の強化を図るなど、合計80億円を投資する。
2012年中に新工場を完成させ、生産能力を年間1000棟規模に増強。2013年600棟、2014年度1000棟の販売を計画する。長期的には生産能力を4000棟に増やし、東南アジアのマザー工場にしていく方針で、日本や中国、韓国向けの供給も視野に入れている。
同社は、2009年から現地の有力なコングロマリットと合弁会社を設立。戸建て住宅市場でテストマーケティングを行ってきた。この2年間である程度の手応えをつかめたことなどから、本格参入することを決定した。
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