ナスタ(東京都港区)は8月28日、福岡市が主催する「実証実験フルサポート事業」において、同社が提案した「宅配ストレス解消のための荷物の受け取り方改革」が採択されたと発表した。これにより、戸建住宅向け宅配ボックス「スマポ」を福岡市内の戸建住宅1000世帯に無償で提供し、設置前後の「宅配ストレス」を測定する実証実験を開始する。
福岡市の同事業は、先端技術を活用して、生活の質の向上などにつながる取り組みを全国から公募し、福岡市内で実証実験を支援し、地域の活性化や社会課題の解決を目指すもの。
ナスタは今回の事業で、ストレス評価の権威である日本産業ストレス学会前理事長・医学博士の夏目誠氏の協力のもとで実験を行い、ストレスを数値化した検証結果を来春に発表する予定。物流課題の根本的な解決だけでなく、住む人のストレス解消による生活の質の向上につながることを検証する。
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