ユートピア建設(愛知県岡崎市)は、 電気を買わない自給率100%の暮らしを目指すモデルハウス「U-Smart2020」を同社岡崎展示場に9月22日グランドオープンする。
「365日、昼も夜も太陽の光で暮らす自給率100%」をコンセプトにした高性能住宅で、UA値0.46、C値0.15、Q値1.6を実現。夫婦共働き、子供2人の4人家族が毎月使用する電力400kWhを、太陽光発電(10.98kW)と200V設備対応大型蓄電池(9.8kWh)でまかなう。EVコンセントを標準採用し、売電から自家消費型にシフトする近年のエネルギー事情に対応している。また、遠隔でエアコンやエコキュートを操作できるHEMSも標準仕様となっている。
パッシブ設計で、自然エネルギーを有効利用した外観が特徴。季節によって建物内に入る日差しを調整でき、きれいな空気を家中に運ぶ超省エネ住宅を実現した。全熱交換型換気システムによって住宅内の温度を均一にするとともに、花粉、粉塵、PM2.5などのアレルギー疾患を抑えるなど、健康にも配慮している。
豪雨や地震など災害への備えとして、強化構造用合板や制振ダンパー、地震の後の復電火災から住宅を守る感震ブレーカーなどを採用し防災性能を向上。非常時に電気を周囲に分けるEES(エマージェンシー・エネルギー・シェルター)制度を愛知県内に広める活動も展開する。
同社は、同住宅をZEHを超える高断熱性能住宅として供給。BELS評価書を全棟取得する。
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