リクルート住まいカンパニー(東京都港区)が制作する「都心に住む by SUUMO」10月号(8月25日発売)では、「防災スキルの高いマンション」を特集。都心13区のマンション居住者に実施した「マンション管理とコミュニティについての調査」の結果を掲載した。それによると、防災訓練に「どちらかというと不参加」「ほぼ不参加」と答えたマンション居住者は、52.2%だった。訓練の実施自体を知らない人は21%以上で、消防・防災訓練への参加意欲の低さがうかがえる結果となった。
参加する人の傾向をみてみると、子どもがいる世帯の参加率が約33%と最も高く、「子どもと一緒に避難路を確認したい」などが理由としてあげられた。また、居住者同士の交流が盛んなマンションほど参加率が高まる傾向にあることもわかった。
同誌では、防災意識の向上に取り組むマンションについても紹介。防災に関するイベントを実施し、居住者の自覚を促す仕組みづくりを行うなど、都心マンションでの先進的な事例について掲載している。
調査対象者は、千代田区、中央区、港区、渋谷区、新宿区、文京区、目黒区、品川区、豊島区、世田谷区、中野区、杉並区、大田区の新築マンションに2011年~2016年の間に入居し、現在も居住している人。有効回答数は429名。
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