大東建託、カスタムオーダー型戸建賃貸事業スキームの試行を開始

　大東建託（東京都港区）は、カスタムオーダー型戸建賃貸事業スキーム「ｃｏｃｏＤａＴｅ（ココダテ）」の試行を千葉県柏市で実施する。８月２３日に２棟限定で入居募集を開始した。来年３月上旬から入居可能予定。

 「ｃｏｃｏＤａＴｅ」は、同社が土地オーナーと建築請負契約・一括借上契約を締結し、土地オーナーが建物の外骨格・構造体（スケルトン）部分、同社が内装・仕上げ（インフィル）部分をそれぞれ所有するスキーム。入居者との間では間取りや内装のオーダーを受け、賃貸借契約を締結する。

　入居者は、住宅購入コストや固定資産税、修繕などの維持費がかからない賃貸住宅のメリットはそのままに、カスタムオーダーによる「選べる間取り・内装デザイン」、段階的に安くなっていく「住居費」、子育て世代にうれしい「充実サービス」といった特徴により、便利で快適な暮らしを得られる。

　今回の試行は、入居者ニーズや運用フローなどの検証を行うため、同社所有地で実施する。今後の試行では、実施エリア（東京２３区、政令指定都市、中核都市、地方都市各エリアで全１４戸予定）によって、ＩｏＴやＰＨＶ充電設備、ＺＥＨなどもカスタマイズの選択肢に加える。２０２０年の商品化を目指す。