東京ガス(東京都港区)、トライグル(東京都中央区)、東京建物(東京都中央区)は8月21日、取扱説明書をスマートフォンで一元管理できるマンション入居者向けサービスを、3社で協同構築したと発表した。
同サービスは、家電製品の取扱説明書等の情報を一元管理できるトライグル提供のスマートフォンアプリ「トリセツ」をベースにしたもの。今回、東京ガスとトライグルがマンション入居者向けサービスとして企画立案・開発を実施。東京建物は、マンション事業主としての知見を生かしサービス設計に協力した。同サービスのシステム開発・保守運営はトライグルがおこなう。
同サービスにより、入居者は住宅引き渡し時に渡される住宅設備機器の取扱説明書類一式やマンション共用部の設備の使い方等を、自分のスマートフォンやタブレット端末で簡単に確認できるようになる。マンション事業主側では、物件ごとの住宅設備機器情報等が一元管理できるようになるため、入居者からの問い合わせ対応精度の向上につながるとしている。
東京建物は、入居者の利便性向上を目的に、分譲マンション「Brillia一之江」(8月24日入居開始予定)で同サービスの提供を開始する。分譲マンションでの採用は同物件が初。今後、供給する同シリーズへの導入も検討予定。
東京ガスはトライグルとの業務提携により、マンション事業者に向け秋頃からの同サービスの本格販売を目指す。また両社は、取扱説明書のペーパーレス化やマンション事業主・管理会社から入居者への情報配信サポート等、同サービスの拡充を検討していく。
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