国土交通省は8月17日、主要都市の高度利用地(全国100地区)における今年第2四半期(4月1日~7月1日)の地価動向を調査した「地価LOOKレポート」の結果を公表した。
主要都市の地価は全体として緩やかな上昇基調が継続した。上昇地区の数は95地区(95%)となり、前期から4地区増加。2期連続して9割を上回った。地方圏では、商業系の「盛岡駅周辺」が、横ばいから緩やかな上昇に転じた。東京圏では、住宅系の「番町」「佃・月島」「吉祥寺」の3地区が、横ばいから緩やかな上昇に転じた。上昇地区のうちの大半は緩やかな上昇(0~3%の上昇)となった。
上昇の主な要因としては、オフィス市況の好調、再開発事業の進捗による繁華性の向上、訪日観光客による旺盛な消費・宿泊需要、利便性の高い地域等での堅調なマンション需要などを背景に、オフィス、店舗、ホテル、マンション等に対する投資が引き続き堅調となったことをあげた。
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