LIXIL(東京都千代田区)は9月3日、インテリア事業を包括する新ブランド「Interio(インテリオ)」を立ち上げる。
「LIXILと聞いても商品を想起しにくい」「商品名が多すぎる」など、事業分野とその商材がエンドユーザーに十分に認知されていない現状があるという。そこで同社は、指名買いされるPULLブランドになるべく、窓・ドアは「TOSTEM」、トイレ・洗面・水栓金具・タイルは「INAX」といったようにリブランディングを進めており、今回はインテリア建材のカテゴリブランドとして「Interio」を新たにつくった。
「ネーミングには、インテリアをもっと自由にオープンに楽しんでほしい、インテリアをまるごとサポートしたいという意味を込めた。これまで気軽に変えられないと思われていた建具や床材・収納などを洋服を選ぶ感覚で変えられる、そんなブランドに育てていきたい」(LIXIL Housing Technology Japanインテリア事業部長・古島照生氏)。
今秋以降は、たとえば、建具の「ラシッサ」シリーズ、床材の「ハーモニアス」シリーズなども「Interio」ブランドの1商品という位置付けになる。
9月3日には、同ブランドからの新商品として、シンプルな建具「Raffis(ラフィス)」、スタイリッシュな壁付け手すり3機種を発売する。
「ラフィス」は、高さ2400mmを標準設定にしたハイドア。垂れ壁がなく、6mmの極細枠にすることで、閉めた時に壁との一体感を演出できる。また、ニーズが多かった上枠がない「2方枠」もラインアップした。
マットなブラック・グレーを含む7色展開。天井高2500mmまで特注対応。また、特注になるが、高さ1700mmも可能で、こちらは高さ2400mmの規格品と同価格で購入することができる。
さらに、壁付け手すりとしては、ノイズレスデザインの「手すりスクエアタイプ」、にぎり心地がいい「手すりラウンドタイプ」、これら2商品の後付け用部材「手すり後付けリフォーム部材」をラインアップした。
手すり棒6色、手すり金具4色から選べる。
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