野村不動産アーバンネット(東京都新宿区)は、不動産情報サイト「ノムコム」会員を対象に「住宅購入に関する意識調査(第15回)」を実施し、調査結果を発表した。不動産の売却意向がある323人に「不動産の売り時感」について質問すると、「売り時だと思う」「どちらかと言えば売り時だと思う」の回答が合わせて77.4%(同0.3ポイント増)だった。これは2017年の「売り時」調査開始以降、最も高い回答結果だという。理由については「不動産価格が上がったため」と答えた人が一番多く、次いで「今なら好条件での売却が期待できるから」となった。
不動産の買い時感について尋ねると、前回比1.9ポイント減の38.0%が「買い時」と答えた。一方、「買い時だと思わない」の回答は同1.9ポイント増の40.8%だった。買い時だと思う理由については、「住宅ローンの金利が低水準」の回答が70.8%と最も高く、買い時だと思わない理由は、「不動産価格が高くなった」が68.8%と最も高かった。
今後の不動産の価格については、「下がると思う」が34.7%(同2.7ポイント増)と最も高く、「上がると思う」は20.4%(同2.7ポイント減)。前回調査で最も高かった「横ばいで推移すると思う」の回答は32.7%(同1.8ポイント減)となった。
住宅購入を検討する際の物件種別は、「マンションのみ」が514人、「一戸建てのみ」が201人。マンションに住みたい理由のトップは「利便性が高い」だった。一戸建てでは「敷地内のスペースを自由に使える」が理由トップとなった。
調査期間は7月13日から20日。有効回答数は1234人(男性69.6%、女性30.4%)。
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