流通していない空き家データベースを企業向けに提供している空き家活用(東京都港区)は8月8日、ジェネシア・ベンチャーズ(東京都港区)、ジャパンベストレスキューシステム(名古屋市)、河合達明氏(ブラス代表取締役)を割当先とする第三者割当増資を実施したと発表した。
同社は、流通・利活用されていない国内の空き家データベースの整備を実施。データベースを不動産企業等に提供することで、空き家所有者への効率的なアプローチを可能としたほか、所有者向けに勉強会を実施し、空き家の利活用を推進している。今回の増資により、データベースのサービスエリア拡大および空き家情報の質の拡充を図る。また、調査プロセスの効率化、マーケティング強化を行い、事業拡大のスピードアップを目指す。
空き家活用データシステムAKIDASは、同社が調査した空き家・空き地等を無料で閲覧することが可能。月額課金ユーザーは、登記情報などの詳細情報を取得することができる。用途に応じて、物件種別、エリア、登記原因等を検索可能なため、建築、リフォーム、士業などが、利用者のニーズに合わせた提案を空き家所有者に効率的に実施することが可能となる。
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