住宅金融支援機構(東京都文京区)はこのほど、「2017年度民間住宅ローン借換の実態調査」の結果を発表した。借り換えによる金利タイプの割合は、変動型が5.8%増の42%、固定期間選択型は2.4%増の46.3%と増加。全期間固定型は8.3%減の11.6%だった。
借り換えによる金利タイプの変化は、「固定期間選択型 → 固定期間選択型」がもっとも多く31.3%、次いで「変動型 → 変動型」が25.7%だった。借り換え後の金利タイプを2016年度の調査と比較すると、変動型は14%増加しているのに対し、固定期間選択型12.5%減、全期間固定型は1.4%減という結果となった。
借り換えによる金融機関業態の変化は、「都銀・信託 → 都銀・信託」が21.6%、「その他銀行(ネット銀行を含む) → その他銀行(ネット銀行を含む)」が20.3%となり、両パターンで全体の4割をしめている。
借り換えまでの経過年数は、すべての金利タイプで「5年以下」の割合が増加。変動型は63.2%(18%増)、固定期間選択型は53.0%(7.3%増)、全期間固定型は55.3%(3.8%増)となり、全金利タイプの5割以上が「5年以下」での借り換えを行っている。
同調査は、2017年4月~2018年3月に民間住宅ローンの借り換えを行った人を対象に実施したもの。回答数は945件。
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