大東建託(東京都港区)は8月6日、「千葉都心エリア」および「幕張新都心エリア」の同社グループが管理する賃貸住宅において、シェアサイクルの試行を開始する。入居者の利便性向上やオーナーの資産価値向上だけでなく、二酸化炭素削減や違法駐輪の削減、市街地の混雑緩和など、地域社会への貢献も目的として実施する。期間は来年9月30日まで。
シェアサイクルは、自転車を他の人とシェアし、互いに必要な時だけ利用できるサービス。利用者は、街中に設置された自転車貸し出し用の拠点から、いつでも自由に自転車を借りられ、返却するステーションも自由に選べる。
今回試行するサービスは、APAMAN(東京都千代田区)の子会社で、「ecobike powered by HELLOCYCLING」を提供するecobike(東京都千代田区)が運営・提供する。試行対象となる賃貸住宅は約20棟を予定する。
試行エリアとなる千葉市は、シェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を提供するOpenStreet(東京都港区)と連携して「千葉市シェアサイクル実証実験」を実施しており、市内の公共施設や公道、公園などに自転車貸し出し用拠点111カ所、駐輪スペース1675台を確保し、自転車は1000台を用意する。利用者は、スマートフォンで「ステーション」の検索、自転車の利用予約、決済までの一連の手続きを簡単に行うことができる。
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