京セラ(京都市伏見区)は7月26日、同社のLED照明技術である「CERAPHIC(セラフィック)」を採用した「アクアリウムLED照明」を発売すると発表した。8月中旬~9月頃、アクアリウム専門ショップにて販売を開始する。
「CERAPHIC」は、紫色LEDとRGB蛍光体により光を作り出す同社独自の技術で、光の調合具合によって太陽光に非常に近い光を発することができるのが特徴。
発売する「アクアリウムLED照明」はそれぞれ地上、海中2.5m、海中11mの太陽光のスペクトルを再現した3タイプと、観賞用タイプの計4種。サンゴの育成や水草の成長に適した光源を実現したことで、水中生物の良好な飼育環境を保つことが期待できる。また、近年問題となっているサンゴの白化のメカニズムを解明する実験にも役立つものとされている。
価格はオープン価格。10万円程度の価格を想定している。年内には水族館や動物園用のアクアリウムLED照明をリリース予定。
京セラでは、「CERAPHIC」のブランドロゴも作成し、一層のLED照明事業の拡大を図る考え。LED照明事業の売り上げ目標は2023年度で100億円、アクアリウムLED照明は3年後の10億円を目指す。
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