大阪府内で賃貸住宅の提供を行う大阪府住宅供給公社(大阪市)は7月24日、民間事業者の設計・施工による、若年層向けリノベーション住戸プランを決定したと発表した。古い団地をリノベーションで再生し、若年夫婦や子育て世帯などに提供する。
秋頃から、茶山台団地(堺市南区)、千里山田西団地(吹田市)の2つの団地において、7つのプラン(19戸)の入居者募集を行うという。そのうち3プランで同公社独自の取り組みである「ニコイチ」を実施。隣り合う2つの住戸を1つにつなぎ合わせる「ニコイチ」は、2015年度の事業開始以来、計16プラン・19戸を施工し、昨年度の募集時には最高応募倍率11倍を記録するほどの人気を博している。そのほか、「住戸内にガーデンを設置したプラン」・「収納として利用できるモノカベ・高い床のシマ・低い床のドマを設置したプラン」などを実施する。
今年度は、茶山台団地など4つの団地で「ニコイチ」を含む住戸リノベーションプランの設計・施工・監理・あっせんを行う民間事業者を募集。審査の結果、宏聞建設工業・アケボノアートワークス・さかき建築工務の3事業者が選定された。
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