収納計画(東京都目黒区)と一般社団法人日本収納プランナー協会(東京都目黒区)は7月12日、暮らしやすさの評価基準として共同開発した「収納評価認定」の運用を開始した。
日本収納プランナー協会が所有する実際の世帯の「家物データ」に基づき、建物内の収納の量・場所・形(暮らしやすい適正値)を、統計的な数値から分析、指標化したもの。各住空間における「収納の量」と「収納の場所」の均衡を評価したバランスチャートと、持ち物の量やユーザビリティから「収納の形」を評価したフィットラインによって、対象の住宅を5段階の等級で評価。収納評価認定書を発行することで、住宅の性能を「ソフト面」から比較判断できるとする。今回の性能評価は戸建て住宅が対象で、戸建て住宅の平均的な居住人数である4人家族を想定して収納量の妥当性などを評価する。
計画的な収納設計を施されている戸建て住宅は評価が高くなるため、購入の際に消費者が収納の使いやすさを理解しやすいという。
今後は、中古住宅への活用を見据え、マイホームアプリ「knot」を運営するSOUSEI(奈良県香芝市)と事業提携し、同サービスを含めた包括的な住宅購入者支援を行っていく予定。マンション・集合住宅向けの認定評価については、今秋までに認定プログラムを開発する。
今回のリリースを記念して、先着200社(住宅関連法人)を対象に初回無料体験を実施する。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。