国土交通省は7月11日、「建設現場の生産性を飛躍的に向上するための革新的技術の導入・活用に関するプロジェクト」の提案公募を開始した。建設現場の生産性向上を目指す「i-Construction」と、6月15日に閣議決定された「統合イノベーション戦略」を受けて実施するもの。
同プロジェクトでは、公共土木工事において、革新的技術により施工データ等のリアルタイム取得・解析を試行し、建設現場の飛躍的な生産性向上を目指す。公募する対象技術は、「データを活用して土木工事における施工の労働生産性の向上を図る技術」と「データを活用して土木工事における品質管理の高度化等を図る技術」の2種類。
応募資格要件は、国交省等の発注工事を受注している建設業者を含むコンソーシアム。また、提案内容を実施するために必要な者として、測量・調査・設計業務を行う企業、計測機器メーカー、IoT・AI・ロボット等の技術開発・情報システム設計・運営等を行う企業、大学・研究機関等のいずれかを含む必要がある。
各技術は国土交通省等発注の既契約工事の建設現場において2018年度に試行する。公募締切は8月10日、審査結果公表・通知は9月上旬を予定する。詳細はこちら。
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