公益財団法人東日本不動産流通機構(東日本レインズ、東京都千代田区)は、2018年6月度の首都圏の不動産流通市場の動向を発表した。成約価格は中古マンションが66カ月連続、戸建て住宅が10カ月連続で前年比プラスとなった。
中古マンションについては、首都圏は成約件数が前年比マイナス0.5%とほぼ横ばい。成約単価(1m2あたり)が前年比4.6%、成約価格が同5.0%と上昇、ともに66カ月連続で前年同月を上回った。専有面積は前年比プラス0.4%。地域別動向は成約件数が埼玉県と横浜・川崎市を除き前年比で減少、埼玉県が前年同月を上回る。成約単価は神奈川県他を除き前年比で上昇し、東京都区部が69カ月連続で前年同月を上回った。
中古戸建て住宅について、首都圏は成約件数が前年比7.7%の増加、成約価格が前年比5.5%上昇し、ともに前年同月を上回った。土地面積は前年比4.8%の縮小。建物面積が前年比プラス0.4%とほぼ横ばい。地域別動向は成約件数が多摩と埼玉県を除き前年比で増加、東京都区部と神奈川県他が2割を超える大幅増となる。成約価格が多摩を除き前年比で上昇、多摩は前年同月を下回った。
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