伊藤忠都市開発(東京都港区)とフルタイムシステム(東京都千代田区)は7月10日、伊藤忠都市開発が開発した新築賃貸マンション「クレヴィアリグゼ品川シーサイド」(3月竣工)において、フルタイムシステムの宅配ボックスを利用した入居者向けのシェアリングサービスを6月から試験導入したと発表した。通信機能付きの宅配ロッカーをシェアリング用品の受け渡しの場に転用する試み。第一弾として、IoT家電である「お掃除ロボット」と「窓拭きロボット」を、入居者同士が24時間365日無料でシェアすることができるようにした。
今回の試験導入では、「クレヴィアリグゼ品川シーサイド」に23区画設置された宅配ボックスのうち、3区画をシェアリング用に転用。利用状況は各住戸の非接触キーを使って管理するほか、フルタイムシステムが運営する「FTSコントロールセンター」などが運用を管理することで、マンションに管理者がいなくてもサービスを利用することができる。
今後、サービスの利用状況などを分析し、シェアリング用品の変更・拡充などを行う。物件タイプや入居者の属性・ニーズに合わせ、他の物件への展開を図っていく予定だ。
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