一般財団法人建設価格調査会(東京都中央区)は7月10日、2016年に着工した全国の個人住宅新築工事を対象に実施した「個人住宅工事費の価格傾向に関する研究(その3)」の調査報告書を発表した。延床面積あたりの総工事費単価は19万2615円/m2で、前回調査(2014年着工分・2015年9月発表=18万4010円/m2)に比べて8605円(4.7%)上昇した。
工法別にみると、木造軸組工法が前回調査比1万1018円(6.3%)増の18万6618円/m2、木造2x4/2x6工法が同1万513円(5.8%)増の19万2853円/m2、プレハブ工法が同6981円(3.0%)増の24万911円/m2となった。
地域別にみると、中国地方が同9483円(4.3%)減の20万9157円/m2で最も高かった。サンプル数の最も多い関東地方は、同4224円(2.2%)増の19万9024円/m2だった。また、関東地方では、木造2x4工法で高値の傾向、木造軸組工法で低値の傾向が見られた。
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