メタコ(東京都港区)は、建築家・横内敏人氏(横内敏人建築設計事務所、京都府京都市)と共同開発した「断熱ロールスクリーン」の本格販売をスタートした。
横内氏が断熱ロールスクリーンのアイデアを初めて思いついたのは35年ほど前、大学院生の頃。当時は第2次オイルショック直後で、省エネに関心があつまっていたという。そんななか、パッシブソーラーハウスの考え方を現代住宅に取り入れようと試みるも、南面開口部の夜間の断熱(熱損失)が課題となった。それをコストをかけずに実現する策として断熱ロールスクリーンを着想した。
形になったのは1993年に手がけた「前橋の家」。このときから、ペアガラスの木製一本建具と断熱ロールスクリーンをワンセットで設計するようになったという。
そして、この25年間で多くの実績を重ね、新築・改修問わずに製作できる社内体制が整ったことから、今回の製品化に至ったとする。
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