昭和シェル石油(東京都港区)の100%子会社でCIS薄膜電池の販売を手掛けるソーラーフロンティア(東京都港区)は7月9日、TEPCOホームテック(東京都墨田区)が展開する太陽光発電システム設置モデル「ソーラーエネカリ」の販売について、同社との協働を発表した。7月からCIS薄膜太陽電池を納入し、「ソーラーエネカリ」の販売に共同で取り組む。
「ソーラーエネカリ」は、太陽光で発電した電気の自家消費を通して、電気料金の削減を実現し、その電気料金相当分を用いて、太陽光発電システムの利用料を支払う仕組み。月々の利用料は、電気料金とパックにして引き落とされる。その結果、住宅オーナーは、実質初期費用ゼロで太陽光発電システムを搭載することが可能となる。ソーラーエネカリの利用契約が満了した時点で、太陽光発電設備は客に原則無償で譲渡される。
ハウスメーカーやパワービルダーにとっては、太陽光発電システムの設置費用を住宅ローンの計算枠から切り離しつつ、オーナーへは太陽光発電設備が設置された付加価値が高い住宅として提案することができる。
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