クレバリーホームなどをFC展開する新昭和FCパートナーズ(千葉県君津市)はこのほど、ミレニアル世代をターゲットにした新しいFCの企画住宅ブランド「VARY’S(バリーズ)」を立ち上げた。同時にVARY’Sの加盟店募集も開始した。
「家のスペックよりも暮らすことの楽しさを追求した」というVARY’Sのコンセプトは「大人のアウトドアハウス」。住宅業界の新たなマーケットとされる”モノ”より”コト”重視のミレニアル世代にターゲットを絞った。住宅自体の広さは26坪ほどに抑え、広い庭にはアウトドアやガーデニングが楽しめるようアウトドアコンロや流し台が備え付けられている。LDKとひと続きにつながる5~6坪のワイドサイズのウッドデッキも特徴だ。
バリエーションは、平屋の「CABINBACK(キャビンバック)」、平屋+ロフトの「CABINBACK+(キャビンバック プラス)」、二階建ての「INDOORS(インドアーズ)」の3種類。それぞれ東急ハンズとのコラボレーションで室内空間はジャパニーズ、イングランド、フィンランドの3つのスタイルでパッケージ化されている。
VARY’Sはクレバリーホームとは商品コンセプトだけでなく販売手法も全く異なる。構造材など建材までユニット販売の完全企画住宅のため、工事、設計、営業など各担当スタッフの負担が少なく特に営業力がない工務店にはお勧めという。営業スタッフは住宅営業の経験が全くない、むしろインテリア好きの女性や雑貨店の店員などのほうが向いているとも。
同社代表取締役の井家上進社長は「クレバリーホームではこれまで対応しきれなかったミレニアル層を取り込める」として、今後もVARY’Sから時代や消費者のニーズに合わせた商品を積極的に投入していくと言う。
価格はCABINBACK(基本プラン・延床面積26坪)が1500万円。INDOORS(同)が1600万円。現在、26社が加盟しておりすでに全国で計8棟のモデルハウスがオープンしている。
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