イエノタネ(福岡市)は、健康住宅研究の第一人者である福岡大学名誉教授のの須貝高氏および同研究室と、同社モデル住宅「糸島体感ハウス」(地上2階、木造軸組工法、延べ床面積129.89m2)にてゼロエネルギーハウスの実証分析を開始した。温熱環境・施工精度・躯体強度といった住宅の性能面の実証データを用いて、温熱環境の検証を行うという。
検証方法としては、床下構造材の含水率の測定による湿度と躯体強度の関係、熱分布測定などによる室内環境の安定性と設計力・施工技術の関係性を分析。算出される「快適指数の内、不快指数」によって、個人的感覚である「体感」が公平な数値として判別可能になるという。また、消費エネルギーの側面からの測定により、経済性の実証と環境への影響を検証するという。
6月22日から梅雨時期測定を実施。7月に夏季測定、2月に冬季測定を実施する。
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