大和ハウス工業(大阪市)は6月29日、伊藤忠商事(東京都港区)と、米・テキサス州ダラス市において高層賃貸住宅開発事業「アトリエ・プロジェクト」の起工式を行った。
同プロジェクトは、1階に商業施設を備えた地下2階、地上41階建て、高さ約165mの鉄筋コンクリート構造の高層賃貸住宅。ダラス中心市街地にある「アートディストリクト(芸術地区)」での開発となる。
ダイワハウス・テキサス(大和ハウス工業の米国現地法人)と伊藤忠商事、米国の賃貸住宅開発事業者ゾム・リビングの3社で組成したアトリエ・アパートメンツ・エルエルシーが1階の商業施設(最大4テナント、専有面積1372m2)・11階の共用施設・12階~41階の住宅(総戸数364戸)を区分所有して賃貸事業を行う。安定した賃貸需要が見込める高所得者層のミレニアル世代やエンプティーネスター世代(子供が独立した中高年夫婦)がメインターゲットだという。
入居者専用共用施設には、エンターテインメントラウンジやビジネスセンター、屋外プールなどを設置。間取りは専有面積65~210m2、1~3ベッドルームまで多彩なタイプをそろえる。入居開始は2020年9月を予定している。
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