湘南信用金庫(神奈川県横須賀市)は7月2日、京浜急行電鉄(東京都港区)の協力と日本保証(東京都港区)の保証を得て、京急沿線の空き家対策等に活用できるリバースモーゲージ「安心生活」京急連携プランの提供を開始した。3月に締結した業務連携協定に基づくもので、京急線沿線の地域経済活性化が目的。
同プランは、物件オーナーが湘南信金からリバースモーゲージで借り入れた資金をもとに、京急グループが提案するリノベーションを実施。リノベーション後の物件を京急電鉄が借り上げ、入居者に貸し出すというもの。稼働状況に関わらず、京急電鉄が規定賃料を一定期間支払うため、物件オーナーは安定した家賃収入を得ることができる。入居者とは2年ごとに契約が終了する定期借家契約を結んでいるため、契約終了時に再び家に戻ることも可能。
対象年齢は55歳以上77歳以下で、借入額は100万円以上5000万円以内。事業性資金を除き使いみちは自由で、元金は死亡時に担保物件の任意売却や手元資金によって一括で返済する。
3社は、今後も増加すると予測される空き家対策をはじめ、さまざまな地域課題を連携して解決していくことで、京急沿線を活性化していくとしている。
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