四国化成工業(香川県丸亀市)は7月2日、アルミシステム塀「アートウォール」による防災・減災の提案活動を強化すると発表した。
大阪北部の地震で塀の倒壊事故が起きたことをきっかけに、全国で危険な塀の点検強化が始まったことに対応したもの。軽量なアルミでつくられた同製品は、重量が一般的なコンクリートブロック塀の約20分の1と軽いのが特徴。万一の倒壊時にも人身事故を最小限にとどめられる設計となっている。構造的に控え壁を必要とせず、2.4mの高さまで対応可能。
同製品は、一般社団法人文教施設協会(東京都港区)の「学校施設優良部品推奨品」に指定されているほか、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)の登録を取得しており、有用性・安全性が認められている。
同社は今後、教育施設関係者や危険な塀の所有者への安全啓蒙活動を支援していくという。
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