LIXILの高性能パネル工法「スーパーウォール(SW)工法」による住宅を供給する工務店の全国ネットワーク「全国SW会」(会長:岩田雅之フォレスト・オオモリ代表取締役)は6月29日、東京都内のホテルで全国大会を開き、ブランドを強化する方針を打ち出した。約700人が参加した。新会長に就任した岩田氏は、「温度のあるネットワークという良さは引き継ぎながら、会員各社が高いレベルで均質な住宅を供給できる集団にしていきたい」と強調した。2018年度の供給目標は1750棟。2019年度に2000棟を目指す。
あいさつに立ったLIXILの瀬戸欣哉社長は、スーパーウォールを同社が推進する7つのパワーブランドの1つとして指定したことに触れ、ブランドの構築に一緒に取り組んでいきたいと語った。
全国SW会としてのブランド強化の具体的な取り組みとして、ブランド向上委員会を新設。コミュニケーション力の向上と顧客接点の強化に取り組んでいく。
また新しい規格型商品として「トレッティオ・グラード」を発表。商品バリエーションを増やすことで、顧客対応の幅を広げる。
性能向上委員会の取り組みも強化する方針だ。具体的には高性能化のメリットをわかりやすく住宅購入検討者に説明できるスキルを習得するための講習会を拡充。すべての会員工務店が同じように設計、プレゼンテーションできるようにし、ブランドの基盤を築く。
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