５月新設住宅着工戸数、2カ月連続増加も持家は低調

　国土交通省が６月２９日発表した５月の新設住宅着工戸数は７万９５３９戸だった。前年同月比で１．３％増加し、２カ月連続の増加となった。分譲住宅が前年同月比１２．２％増で、特にマンションが同２０．７％増と全体を牽引した。持家と貸家はそれぞれ前年同月比２．２％減、５．７％減と依然減少が続く。持家は４カ月連続、貸家は１２カ月連続の減少となった。ただ、貸家はリーマンショック後の９年間で上から３番目の水準と決して低い水準ではない。一方、持家はリーマンショック後の９年間で、下から３番目と低調。

　実数ベースで持家は２万３３２１戸、貸家は３万１０８３戸。季節調整済み年率換算値は、前月比０．４％増で９９．６万戸となり２カ月連続で増加した。

季節調整済み年率換算値の推移