パナソニックエコソリューションズ社(大阪府門真市)は、内装ドア「VERITIS(ベリティス)」シリーズに、新消費者層と言われる20代前半~30代後半の特に若い女性をターゲットとした新商品「VERITIS CRAFT LABEL(クラフトレーベル)」を追加、7月20日より販売を開始する。
VERITISシリーズはこれまで、高価格帯の「VERITIS+plus(ベリティス プラス)」と普及品の「VERITIS」の2つのゾーンで展開してきた。今回、クラフトレーベルを投入することで、両シリーズの中間に当たる20代前半~30代後半のこれから家を建てる、または中古住宅を買ってリノベーションする「新消費者層」に向けた商品展開が可能になった。
最大の特徴は、市販の塗料で色を塗れること。模様替えの気分で違う色を重ねることも、エイジング加工を施すこともできる。特殊なシート張りで、またドアの内部に鉄芯などの補強材を入れることで、塗っても反ったり割れたりしないドアを実現した。
クラフトレーベルを監修した夏水組(東京都杉並区)代表取締役の坂田夏水さんは「既製のドアでは満足できない新消費者層にドストライクの商品」と評価する。
現在、東京都調布市にあるマンションの一戸をリノベーションし、クラフトレーベルのモデルルームとして住宅会社向けに公開している。モデルルームは4月にオープンし、現在までで150社が来場。7月末まで公開しその後、販売する。見学に訪れた住宅会社からは、「発売前にこのような実物を実物件で見ることは普通はできないので非常に良い」と好評だという。
同社では、クラフトレーベルの投入で内装ドアの売上を1.2倍に伸ばしたいとする。
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