東京都は、都内の空き家問題を解決する取り組みとして「起業家による空き家活用モデル事業」を開始した。起業家から「空き家の新たな利活用モデル」となりうる優れた事業プランを募集し、採択後は助成金等による支援を実施する。申請期間は9月10日~9月28日で、モデル事業者決定は11月中旬を予定。
採択件数は2件程度としており、応募条件は、「2019年度中に事業プランを実施する見込みが立っていること」、「活用する空き家が具体的に決まっており、実施する事業内容について空き家所有者から合意を得ていること」など。都内の中小企業者のうち、法人登記を行なってから5年未満の法人や、開業の届出を行なってから5年未満の個人などが申請資格者となる。助成対象期間は交付決定日から1年以上最長2年。助成限度額は300万円(下限100万円)、助成率は3分の2。
同事業の開始にともない、東京都は、起業家からの空き家物件に関する相談対応や物件紹介を行うコーディネーターとして不動産業者など7社を選定。6月18日からコーディネーターによる相談窓口を開設している(2019年3月17日まで)。
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