『新建ハウジング タブロイド版 6月20日号』
最新号をちょっと読み!
新建ハウジング6月20日号最新号では、京都の工務店6社が町屋住宅をモチーフに外観デザインが統一された住宅展示場をオープン。まちづくりへの思いを同じくする地域工務店連携の取り組みを追った。
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京都府の木材・建材業者や工務店などで構成するNPO法人京都くらし方研究会(京都府向日市、波夛野賢理事長)に所属する地域工務店の有志6社が協働し、このほど京都市西京区に分譲型の住宅展示場「はるひの」(6棟)をオープンした。地域の景観や気候風土にあった住宅や街並みのあり方を示したいと、かつて地域に建ち並び地域固有の景観を形成していた「街道型の町屋住宅」をモチーフにしたデザインに外観を統一したのが特徴だ。形だけではなく、落ち着きのある色彩にすることやバルコニーの表面に京都府産材のスギ板を張ること、同じく京都府産の木材によるデッキを設けることなども統一した。
地域への思いを共有
一般的な総合展示場は、出展各社がそれぞれの住宅の特徴を際立たせて他社との違いをアピールし合うような場。同NPO理事長で6社のうちの1社・リヴ(京都府向日市)社長の波夛野さんは、外観の統一について「地域やまちづくりへの思いを共有できる地元工務店同志だからこそできた取り組み」と語る。
地域活性化につなげる
「はるひの」がある西京区大原野地区は、建物の建築が制限される「市街化調整区域」が多く、住宅地としての整備が進みにくいエリアで、老朽化した空き家の増加が問題となっている。展示場にした場所にも以前は40年を超える賃貸の長屋住宅があり、十数戸のうち居住者がいるのは2戸のみで、残りは空き家になっていた。今回の展示場整備プロジェクトは、構想段階から同NPO全体で「地域活性化につながる街並み再生のモデルを目指そう」と議論を重ね、取り組んできたものだ。木材・建材業者、工務店による連携、空き家の解消、街並み再生、地域住民によるコミュニティーづくりなど、さまざまな目的の実現を目指すプロジェクトの成果に注目が集まる。 ・・・・
⇒ 続きは、最新号『新建ハウジング タブロイド版 6月20日号』に掲載しています。
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