ジャパンホームシールド(東京都墨田区)や日東精工(京都府綾部市)、東京都市大学が開発に携わったスクリュードライバーサウンディング試験(SDS試験)が、公益社団法人地盤工学会(東京都文京区)の「地盤工学会賞」において、新技術開発とその実用化等の顕著な業績を表彰する「技術開発賞」を受賞した。
SDS試験は、住宅地盤の沈下事故ゼロを目指して開発されたもので、従来の測定データに加え、回転トルク値などのデータを総合して分析することでより正確な土質判断ができる次世代の地盤調査方法。同試験法を用いた地盤調査数は2010年の提供開始以来、累計30万棟を突破している。
今回の受賞では、「現在普及しているスウェーデン式サウンディング試験の問題点である土質判定の困難さを克服する技術」であり、「調査にかかるコストを抑え、住宅がかかわる地盤の問題を解決する方法の一つとして高い汎用性を持つこと」などが高く評価された。
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