樹脂窓のスタンダード化に向けたYKK AP(東京都千代田区)による「APWフォーラム&プレゼンテーション2018」が5月14日の札幌会場を皮切りに全国で開催されている。今年で7回目となり、それまでの商品中心の訴求・提案から、今年は「高性能な家づくり」をテーマに、有識者を各会場に2名ずつ講師として招き、それぞれの知見や経験、実績をもとに暮らし方や社会情勢などからも高性能住宅や樹脂窓についての情報提供を行う。6月11日の東京会場には、首都圏エリアの工務店や設計事務所など650名が参加した。
住宅首都圏支社における樹脂窓の2017年度の販売実績は一昨年対比で130%以上と伸長した。同支社の高村陽一支社長は、「省エネ基準の義務化等の社会背景だけでなく、より良い住まいづくりやその思いが樹脂窓の売上増へとつながった」と来場者を称えた。また、住宅首都圏支社において2017年度は9%だった樹脂窓出荷構成比を「2018年度は10%に、そして2020年度には15%に伸ばしたい」と目標を語った。
東京会場の講師には、ZEH推進協議会代表理事の小山貴史氏(エコワークス代表取締役社長)と日本エネルギーパス協会理事の早田宏徳氏(WELLNEST HOME代表取締役)が登壇し、実務や実体験に即しながら、樹脂窓を通じた健康で快適な住環境や、住宅の高断熱化がもたらす社会への貢献について説明、地球的規模で高性能住宅の必要性を説いた。講演会場に隣接した商品展示のコーナーでは、今年も施工例と商品の特徴や仕様をわかりやすく紹介した。
フォーラムは全国43カ所で行われ、期間中、住宅事業者4500社、8000名の来場を見込む。今後の開催予定地・日程はこちら。
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