昨年5月に施行された「合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律(クリーンウッド法)」による事業者登録が進んでいる。ニチハ(愛知県名古屋市)は6月7日、一般社団法人建材試験センター(東京都中央区)の承認を経て、「第二種登録関連事業者」として登録されたと発表した。窯業系サイディング事業者では唯一の登録となっている。
今回の登録により、同社製品のうち、国産材を原料に使用したオフセットサイディング(モエンエクセラード、モエンサイディングW、センチュリー耐火野地板)が、クリーンウッド法の対象品となり、「合法性確認済み製品」としての取り扱いが可能となった。
クリーンウッド法は、伐採国で合法に伐採された木材等の流通を促進することで、国際的な問題となっている木材の違法伐採を抑制するための法律。主な対象物品は、木材、家具、建材、パルプ、紙。「第一種登録木材関連事業者」は国内外の木材生産者から直接買い入れる川上の輸入業者や原木市場・製材工場・チップ工場など。それ以外の川下の事業者は「第二種登録木材関連事業者」となる。これまで、ニチハを含む合計5社が登録事業者となっている。
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