『新建ハウジング タブロイド版 6月10日号』
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新建ハウジング6月10日号最新号では、動きが本格化する「安心R住宅」について、実際に活用している団体や新たに登録を検討している団体に総力取材。その現状を探ります。
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国土交通省は、既存住宅の流通促進に向け「不安」「汚い」「わからない」といった中古住宅に対する生活者のマイナスイメージを払拭し、「住みたい」「買いたい」既存住宅を選択できる環境を整備するために、「安心R住宅」登録制度を4月1日スタート。同制度の登録事業者団体(特定既存住宅情報提供事業者団体)として不動産を中心とする業界団体が安心R住宅の活用に動き出している。同制度のスタートを受け、実際に活用している団体や今年度新たに登録を検討している団体の現状を探った。
安心R住宅は、耐震性があり、インスペクション(建物状況調査等) やリフォームなどについての情報提供が行われる住宅で、登録事業者団体が標章(マーク)を付与するものを指す。
1.耐震性などの基礎的な品質を備えている
2.リフォームを実施済み、またはリフォーム提案が付いている
3.点検記録などの保管状況について情報提供が行われる
上記3つの要件を満たす必要がある。
現在、同事業者団体として登録しているのは優良ストック住宅推進協議会、リノベーション住宅推進協議会、全日本不動産協会の3団体。これに加えて日本住宅リフォーム産業協会(JERCO)が登録に向けて準備を進めるほか、地域工務店約3000社の会員を擁するJBN・全国工務店協会も登録を検討している。国交省によると、約10団体から登録に関する問い合わせがあるという。
品質高い中古の流通めざす
今年度から事業者登録の検討を始めるJBN既存改修委員会の鈴木晴之さんは「家守り、街守りの立場から、責任を持って中古住宅のリノベーションを施主に提供するために、安心R住宅にJBNとしてどう取り組んでいくべきか議論を深めたい。準備を十分してからスタートするつもり」と語る。不動産売買に関してしっかりした説明と情報提供を行いながら、「本当に安全で快適な中古住宅を提供したい」というのが、住宅のつくり手としての本音だ。インスペクションのあり方についても議論を重ね、クオリティーの高い中古住宅の流通を促進することによって中古市場を拡大していきたい考え。価格の安さが優先されがちな中古住宅についても、耐震性能や断熱性能といった「施主の本質的なニーズ」に応えるような制度活用を目指す。 ・・・・
⇒ 続きは、最新号『新建ハウジング タブロイド版 6月10日号』に掲載しています。
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