リコー(東京都大田区)は6月6日、同社の「THETA(シータ)360.biz」の新サービスとして、VR(仮想現実)端末で閲覧している360度の映像を、パソコンなどで同時に閲覧できるサービス「RICOH360 - VR Presenter」を開発し、提供開始すると発表した。
「THETA 360.biz」は法人向けのクラウドサービスで、全天球カメラで撮影した360度のイメージを、Webサイトで動的に表示するもの。屋内・屋外を問わず、雰囲気や位置関係をリアルに伝えることができるため、サービス開始以降、不動産業や観光・宿泊業をはじめ、様々な業種で採用が進んでいるという。
今回、追加された新サービスは、たとえば不動産の店舗に来た物件検討者が、VR端末を使用することで物件をバーチャルで内見するだけでなく、内見している情報を接客担当者も同時に共有できるため、的確な接客が可能になるという。
本サービスの利用料金は月額 2万円/台(税別)。NURVE(東京都千代田区)と提携し、VR端末の提供とサポートを実施。
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