住宅金融支援機構(東京都文京区)は6月5日、今後5年以内に住宅を取得する計画があり、かつ、民間住宅ローンを利用する予定がある人を対象とした「2017年度民間住宅ローン利用者の実態調査【民間住宅ローン利用予定者編】」(第2回)を発表した。回答数は1500件。
利用予定の金利タイプ構成比は、「固定期間選択型」が35.7%で前回調査(37.5%)に比べて減少、「変動型」と「全期間固定型」がそれぞれ28.1%(前回=27.2%)、36.2%(同=35.3%)で増加した。
今後1年間の住宅ローンの金利見通しは、「ほとんど変わらない」が36.8%(前回=43.2%)に減少、「現状よりも上昇する」が34.7%(同=30.1%)に増加した。金利タイプ別に見ると、各金利タイプで全体と共通する傾向が見られる一方、 「変動型」「固定期間選択型」では「現状よりも低下する」や「見当がつかない」が増加、「全期間固定型」では「現状よりも低下」が減少した。
そのほか、今(今後1年程度)の住宅の買い時意識については、「買い時だと思う」が40.9%(同=41.2%)、「買い時だと思わない」が18.7%(同=19.3%)だった。買い時だと思う理由は、「住宅ローン金利が低水準だから」が76.2%(同=76.9%)で最多。次いで「消費税率引上げ前だから」(49.0%、前回=45.0%)が続いた。
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