公益社団法人日本木材加工技術協会(東京都文京区)は5月25日、木材加工・利用に関する産業技術に貢献した功績を表彰する「第63回木材加工技術賞」の授賞式を木材会館(東京都江東区)で開催した。受賞者には、永大産業(大阪市住之江区)/三菱ケミカルインフラテック(東京都中央区)と、(地独)北海道立総合研究機構森林研究本部林産試験場(北海道旭川市)が選ばれた。
永大産業と三菱ケミカルインフラテックは、潜熱蓄熱材を内蔵した木質フローリング『エコ熱プラス』の共同開発によって受賞した。住宅の省エネ化が求められる中、施工性を考慮してフローリングの中に潜熱蓄熱材を組み込んだ点や、木質材料と機能的化学材料を掛け合わせて新しい機能を付与したことなどが評価された。
北海道立総合研究機構森林研究本部林産試験場は、北海道産カラマツによる高強度集成材の製造技術の開発が評価された。
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