東京大学 生産技術研究所(研究代表者=関本義秀准教授)は、情報通信研究機構(NICT、東京都小金井市)からの研究委託を受け、2016年11月〜2018年度末までの期間、「次世代型市民協働プラットフォーム“My City Report”」の研究開発を千葉市・室蘭市・足立区・墨田区・沼津市・ 弘前市で実施している。
“My City Report”は、ICT(情報通信技術)を活用した市民通報システムを用いて、道路の不具合や落書きなど「まちの課題」の解決に向けて市民の参加を促す市民協働プラットフォーム。投稿された市民の声に対して地方自治体内の複数部署が連携し、スムーズに業務を進める管理機能などを含むもので、誰でも自由に使えるオープンソースのプラットフォームとして全国地方自治体への展開を目指している。
同研究所では今年度、同プラットフォームによる実証実験を行うとともに、研究終了後に本運用(共同運営)を開始するため、コンソーシアム準備会を設置する。準備会への参加団体を7月4日まで募集している。準備会には地方自治体だけでなく、民間企業なども法人会員として参加可能。また、7月18日には同研究所内で第1回コンソーシアム準備会の開催を予定する。
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