リクルート住まいカンパニー(東京都港区)が運営する不動産・住宅サイト「SUUMO(スーモ)」は5月24日、「同性カップルの住まい探しや同居してからの生活」を調査したアンケート結果を発表した。それによると、家を探す際に「自分から積極的にカミングアウトした」人は全体の25.6%で、男性同士カップルの方が2.4ポイント高いことがわかった。打ち明けた理由として「信頼してもらうため」「あとから露呈してトラブルになるより得策」などがあげられた。
一方、「カミングアウトする必要がなかったのでしなかった」は、女性同士カップルは52%、男性同士カップルは41.7%だった。女性同士カップルの方が10.3ポイント高いのは、女性二人での入居が「シェアハウス」として受け入れられやすいためだと考えられる。男性は「物件を探してもらえなくなると思った」「カミングアウトすることが怖かった」など、カミングアウト後の反応を心配する声が多かった。
家探しの苦労については、「あまり苦労していない」「まったく苦労していない」が半数を超えたものの、全体の4割が「やや苦労した」「非常に苦労した」と回答。特に男性同士カップルでは「非常に苦労した」が22.2%と女性の8%を大きく上回った。
有効回答数364人(うち男性カップル227人・女性同士カップル137人)
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