『新建ハウジング タブロイド版 5月20日号』
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新建ハウジング最新号では、工務店主導の地域ぐるみのまちおこし事例を紹介します。
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大工技術を生かした「木の家」を手掛ける谷口工務店(滋賀県竜王町)は6月30日、支店を置く同県大津市内に点在する7棟の空き町家を再生したホテル「HOTEL 講(こう)大津百町」をグランドオープンする。工務店の主導による地域ぐるみのまちおこしが本格的に始まる。同社社長の谷口弘和さんは「大工集団が、このまちにいてくれてよかった、と地元の人たちに思ってもらえたらうれしい」と思いを語る。
江戸時代に「大津百町」とうたわれ、江戸から京に向かう東海道五十三次の最後の宿場町としてにぎわった大津市内には、今も2000棟ほどの町家が残り、当時の面影を伝える。
ただ、そのうち約200棟は空き家になっており、市の中心である大津駅近くの地元では「シャッター商店街」などとも呼ばれる通りにも空き町家が目立つ。
地元と一緒に取り組む「宿場町構想」
そんな状況を受け、谷口さんは、中心商店街の活性化に取り組む市や、かつてのにぎわいを取り戻したいと望む市民とともに、自社の力を最大限に発揮しながら、まちおこしに貢献しようと決断した。同社が挑戦する空き町家の再生によるホテル事業は、市が掲げる「宿場町構想」に位置づけられる。
これまで大工一筋でやってきた谷口さんは「かつて大工は、まちをつくり、人々の暮らしを守る“立役者”だった。時代は変わっても、そういった存在であり続けたい」と話す。
築100年を超えるものもあった町家は、長年にわたり空き家状態だったことから老朽化が激しく、再生工事は難航を極めた。「あるはずの柱がない」「木の組み方が(現在と)まったく違う」「大黒柱が腐っている」など、局面ごとに培ってきた大工の技で対応。柱の傷んだ部分を取り除き、新しい材でつなぎあわせる「根継ぎ」など伝統工法が生かされた。・・・
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