TOTO(福岡県北九州市)は、バスルーム「SYNLA(シンラ)」を5年ぶりにフルモデルチェンジして8月1日に発売する。
「シンラ」は、同社のフラッグシップモデルとして2013年に登場。今回は「上質で心休まる穏やかな時間をすごす」をコンセプトに掲げて、とくに「心の満足向上」にこだわり、浴槽形状や肩・腰を温める吐水・水流機能、光の演出、床洗浄などの新提案を盛り込んだ。
浴槽は、東京工業大学・中島求教授との共同研究により、人間工学に基づいて開発したヘッドレスト一体型の「ファーストクラス浴槽」。足・おしり・背中・頭の4点を支え(従来浴槽は3点)、背中の接触面積を50%増やして”包まれ感”のある形状とすることで、身体にかかる負担を大幅に減らした。
さらに、リラックス&リフレッシュ機能として2種類の「楽湯(らくゆ)」が加わった。
「肩楽湯」は最大毎分約65Lのお湯をヘッドレスト下の弓形吐水口から流して肩から温め、「腰楽湯」は最大毎分約70Lのランダムな旋回流により腰を適度に刺激するもの。肩楽湯・腰楽湯の同時使用で、体を広範囲に温めることができるという。
また、ユニークで便利な新機能として「床ワイパー洗浄(きれい除菌水)」を搭載。
浴室の床汚れは、入浴時に落ちた角質・皮脂が菌のエサとなり、それがいつの間にかカビやピンク汚れに発展することが多い。
新機能は、カウンター下の洗浄ノズルから計12分間・約33L(標準モード)の水を散布して角質・皮脂を洗い流したうえで「きれい除菌水」をまいて床を除菌するというもの。これで床掃除が不要になるわけではないが、最後にお風呂を使った人がスイッチを押すだけで、床の清潔を長持ちさせることができる。
TOTO独自のクリーン技術である「きれい除菌水」は、水に含まれる塩化物イオンを電気分解してつくる次亜塩素酸を含む水のことで、洗剤・薬品を使わずに除菌し、時間が経つと元の水に戻るのが特徴。今回、浴室に初採用し、これでトイレ・キッチン・洗面・浴室の水回り4部位すべてできれい除菌水を品揃えした。
戸建てシステムバスルームは5タイプ、マンションリモデルバスルームは3タイプ。戸建て用1坪サイズ・Cタイプが105万円〜。
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