国土交通省は11月5日、東洋ゴム工業製の硬質ウレタン製両面金属面材断熱パネルの不燃性能試験などで不正があったと発表した。同省は、不正があった構造方法6件の大臣認定について同日付けで取り消すなどの対応をとった。該当する建材が使われた建築物は、東洋ゴム工業によるとすくなくとも176件。
不正があったのは、硬質ウレタンを金属板で両面から挟んだ断熱パネルで、試験体の芯材に、申請とは異なる不燃剤を混入したパネルなどを使って試験を受けた。
この不正受験によって認定を受けた構造方法などは、認定番号NM−0769、QM−9763、QM−9764、QF045BE−9194、QF045BE−9195、PC030NE−9165の6件。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。