国土交通省は、既存分譲マンションの構造計算書の再計算を行う389棟のサンプル調査で、新たに耐震性の不足が見つかったと発表した。
今回、耐震性の不足が指摘された建物は、所沢市内の11階建てのマンションで、検証の結果、耐震強度の最小値が0.91だった。1階の柱1本が耐力不足となっていることが耐震強度不足の要因とみられる。
同省は、同物件の構造計算を行った金丸建築設計事務所(現:ケーズ・アーキテクツ)の関与した物件について、中高層共同住宅を中心に追加でサンプル調査を行うよう関係自治体に要請した。
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