杉原クラフト(兵庫県尼崎市)は5月16日、家の中の急な階段を緩やかなものに変更する特許施工方法「ゆるゆる階段」のサービス提供を開始した。2018年末までに代理店5社、総受注件数20件を目指す。
階段の上り下りが苦痛な人、家を売買したいが急な階段がネックとなっている人のために開発した施工方法で、既存の階段の上に互い違いのステップを設置するというもの。階段を撤去する必要がないため、従来15日程度かかっていた工期を3日間に短縮。また、料金は約3分の1である30万円を実現した。
階段一段の高さである「蹴上げ」を、バリアフリー法の基準に沿った16cmとすることで高齢者の負担を軽減。あわせて踏面も27cm以上とし、踏み外し事故の減少につなげていくという。
間取りを変更することなく、折れ階段やらせん階段などにも取り付けが可能。見本を使った自宅での体験サービスも実施中。
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