一般社団法人の全国木造住宅機械プレカット協会(東京都千代田区)は6月23日、主婦会館(東京都千代田区)で第1回定時社員総会を開催した。同団体は、同名の任意団体「全国木造住宅機械プレカット協会」の事業を引き継ぐ形で発足した一般社団法人。一般社団法人化することで、会員の技術面や業務面での支援活動の充実を図り、木造住宅プレカットの普及活動を推進していく。役員はすべて再任。
櫻井秀弥会長は、会合冒頭の挨拶で、国が推進する木材自給率50%の達成に向け、「人材育成のサポート体制の充実を図り、安心安全な建物を提供していくことを使命として今後も活動を進めていく」と話した。
2011年度の事業計画では、国による建築物の木造化の推進などに対応するため、高度な技術が要求される技術者の育成を中心テーマのひとつに掲げた。具体的には、CADオペレーターの養成支援やプレカット部材製造マニュアルの改訂などを行う予定。
そのほかの主な事業は、▽一般社団法人としての協会活動の強化▽一般社団法人化にともなうホームページのリニューアル▽東日本大震災の被害対策として実施される中小企業向け支援情報の迅速提供―など。
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