不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)が5月11日発表した、不動産情報ネットワーク加盟店を対象に行っている景況感調査によると、売買仲介の業況DIは、首都圏で6期ぶりに前期比マイナスとなった。近畿圏では、プラス0.9ポイントとゆるやかに2期連続で上昇。前年同期をプラス5.3ポイントと大幅に上回る。
全国13都道府県の居住用不動産流通市場の景気動向について四半期毎に行っているもの。
首都圏では、埼玉県・千葉県・東京都下で上昇し、埼玉県のDI=55.0は調査開始以来最高。千葉とともに全調査項目のDIで前期比がプラスになった。東京23区・神奈川県は、前年比マイナスとなる。首都圏・近畿圏以外では、北海道・宮城県が低下。広島県・福岡県が改善している。静岡県は堅調に推移していたが、今期は調査以来最高のDI=52・9となる。来期の見通しでは、千葉県・京都府・静岡県がDI=50を超えている。
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