パナソニックアーキスケルトンデザイン(大阪府門真市)は、耐震住宅工法テクノストラクチャー専用の断熱パネル「テクノあったかパネル」を開発した。7月2日から設計対応を開始する。断熱性のある住まいの省施工、施工品質の向上や工期の短縮を図り、ZEH(ゼロエネルギー住宅)などの省エネルギー住宅に対応する。
「テクノあったかパネル」は、工場で加工したパネルを施工するため施工性も高い。断熱材と枠材を一体化し、邸別のサイズに工場で加工したパネルを現場に納品する。作業者による施工品質のばらつきをなくし品質安定につながるため、建設業界での労働力不足による施工品質の低下にも効果があるとする。
テクノストラクチャー工法とは、木と鉄の複合梁「テクノビーム」と構造計算で大空間や斬新な外観デザインを可能にする。木造住宅の良さを生かし、構造の要になる梁を鉄で強化した工法で耐震等級ランクが最高の「3」に対応する。テクノビームは最高ランクの劣化対策等級「3」をクリアしている。
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