パナソニックホームズ(大阪府豊中市)は5月9日、9階建多層階住宅『Vieuno9』(ビューノナイン)の実例を2月に福岡市内で、3月に宇都宮市内でそれぞれ竣工したと発表した。同住宅の実例竣工は今回が初めて。また、工業化住宅として9階建実例の完成は日本初という。
両物件とも賃貸併用住宅で、9階部分に施主の自宅、その他の階に賃貸住戸を40戸以上設けた複合プラン。福岡の物件は1階が店舗となる。どちらも8階フロアに賃貸住宅のモデルルームを備え、一般客向けに公開している。
『Vieuno』シリーズは、高精度なボルト構法による重量鉄骨構造を採用し、工業化住宅最高層の9階建まで対応可能な多層階住宅商品。大きな柱間隔と最大4mの1階天井高により大空間を実現するほか、狭小敷地向け無足場工法を進化させ、施工性も向上。デザイン面では、光触媒技術採用の大判タイルによるファサードを特徴とする。
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