ミサワホーム(東京都新宿区)と大末建設(大阪市)は5月8日、同日付で資本業務提携契約を締結したと発表した。ミサワホームが大末建設の普通株式を、大東建託および他の株主から市場外の相対取引により合計148万9300株(発行済株式の14.03%)取得する予定。株式譲渡日は5月25日(予定)。ミサワホームは大末建設の筆頭株主になる。
共同の営業企画・プロモーションによる入札案件への取り組み、施工力の相互融通による生産性向上と施工力補完、資材の共同調達によるコスト削減など、営業分野、技術・施工分野、資材調達分野の各分野において協業。ミサワホームの住宅分野の知見と、大末建設がもつ大規模建築や非住宅分野でのノウハウを共有することで、互いの強みを生かした事業戦略を推進していくとする。
ミサワホームは主力の戸建て住宅事業に加えて、改修事業やまちづくり事業など新しいコア事業の開拓を進めている。大末建設はマンション事業以外にも、非住宅分野での大規模建築の実績も豊富。改修事業にも積極的に取り組んでいる。それぞれの知見や営業・施工ネットワークを生かした協業で相乗効果を見込む。
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